PSI Vol.44, No.1 December 2022 Data 1k. pp.81-82.
あの世のことも科学となる時代
石井 数俊*

肉体で生まれる前や肉体死を迎えた後、人間はどうなっているのかが現代のこの世の人間には解っていません。

ですから、それぞれの宗教には「信じるか信じないか」というような経典があり、各宗教が「これを信じるものは救われる」的な説を展開しています。

よって、何を信じているのかによってそれぞれの信者が仲間意識や敵対意識を持つようになり、それが長年、地球上の争いの要因でもありました。民族や国家が派手に破壊と殺戮を実践するのが戦争です。

それが今では、チャネリングをする人まで地球上に出てきています。

その相手は、異星の肉体を有していない存在と交信をしている場合もあるし、相手がかつては地球で肉体を持って生きていた人の場合もあります。

紙の書籍であろうともネット情報であろうとも、それらの内容はこの世の人が「あの世」と呼んでいる人の存在形態を説明してくれています。他ならぬ私自身も、脳幹出血で肉体死を迎えるであろう状況に陥った際に非物質の人の活動を経験しました。

「この世」「あの世」と単純に二分できるようなものではありませんが、時間と空間を超越した宇宙やあの世のしくみは、この世でもこれから時間をかけて整理されて科学的なものへと変貌して行くでしょう。

もう既に地球は、「あの世」を信じる、信じないの話ではない時代へと突入しているのです。
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