PSI Vol.39,No.1 December 2017 Data 1k. pp.107-110
AIとPK・ESPについて*
才能発見育成研究所  小林 泰樹*

 私は予備校講師として、大学受験生に数学を教えて、今年で35年になる。生徒とは授業以外のフランクな話もときどきしているので、その時代毎の若い人達の生態やものの考え方をある程度は捉えている。

 私に関しては、小学校1年生のときに、家に白黒テレビが入り、その後テレビっ子になっていくのだが、中学生くらいまで就寝時間は夜10時〜朝6時頃だったと記憶する。
 私のあとの世代も子供達のメディア娯楽は、テレビと週刊漫画誌が主流であった。

 ところが1994年に日本でインターネットが商用開放され、90年代は私も含めた理系男子オタクのメディアになったが、2000年以降回線も容量が上がり使い放題となって、いろいろ使いやすくなり、一般の方々に拡がり、また多くの女性が利用するようになった。その結果、この十数年で若者の生態もかなり変化があった。
 10年くらい前まではインターネットもパソコンで見ていたので、パソコンを使える若い人は多かったが、現在はスマホ全盛となり、パソコンが使えない10代が増えている。
インターネットは動画や情報の視聴だけでなく、SNS(ライン、ツイッター、フェースブック等)を毎日使い友人や仲間達とやり取りをし、その他にもスマホやゲーム機によるゲーム、アニメ等、現代の若者にとって、誘惑が多すぎて、睡眠が十分取れなかったり、遅寝遅起きになる生徒が増えている。

 若い人達はテレビをあまり見なくなっているが、ライン等のやりとりを深夜までやっていたり、ライングループ内で問題が起こることもある。私は、20世紀は同じ地域でつき合いの濃い村社会が面倒くさくて都会に出てくる若者が多かったと思うが、現代は“デジタル村社会”があちこちに出現して、それらを多用している若者達は便利な点も沢山あるが、この“村社会”は情報がより早く衆知されるので、もっと面倒くさいことが起こっているようだ。

*Please ask an author's contact to a secretariat.
*著者連絡先は事務局までお問い合わせください。
PSIJ top