PSI Vol.37,No.1 December 2015 Data 1l. pp.86-93
「体験に基づく憑依・輪廻転生・霊魂の推察」
 りんあん(SOUL THERAPIST)*
 これまで数多くのクライアントやゲストの憑依を治療した経験から、「あの世と多次元世界」という今回のテーマに沿って考察をしてみます。  「あの世」といわれる死後の世界(霊界)の中でも不浄霊・自縛霊・祟り霊(怨霊)など、要はどれも逝くべきところへ逝けなかった霊魂であって、"未成仏霊"であるということに何ら変わりはありません。またここでは(未成仏霊)と(魂)とを分けた表現をしますが、動物・爬虫類など形あるもの全てを(魂)と表現いたします。
 私は未成仏霊とクライアントとの関わり合いを解決することにより、医療機関で改善しなかった病・体調不良などを回復させてきました。また、言葉がまだ理解できない幼児や動物への施術でもよい結果を出すことができました。
 偶然やプラシボ効果では説明のつかない数々の事例、憑依された様子を実際に録音したもの、不思議なオーブの写真、あるいは動画など、その存在の確認、あるいは証明できるようなものが手元にたくさんあります。これらのほとんどは、クライアントやゲストといった第三者が何らかの問題を抱え私と治療を共有した体験でもあります。このようなことから、自分だけが分かる、感じる、というような荒唐無稽なことではなく、また妄想や思い込みレベルでは説明のつかない、「あの世と多次元世界」の実際の有様でもあるということをもしこれらの証拠をご覧いただければご理解いただけるでしょう。
 私の施術は一見、単なる手かざしに見えます。が、実際はとても複雑で様々な真言(マントラ)や、クライアントの中にいると思われるモノとテレパシーで会話をしたりしております。またクライアントの意識が妄想や思い込みなどに誘導されることを避けるために、私自身はモノとの会話は一切言葉には出さずに、全てテレパシーで行うことにしております。また施術中クライアントと会話できるときは単なる癒しのエネルギーを入れる時です。
 よってクライアントに同席する人がいる場合は、その人には私が手を添えているだけしか見えず、私が頭の中では何を感じたり考えたり、行っているかは想像もつかない状態です。特に霊的な問題がある時にはクライアントの身体の方が私の対応にすぐに反応し、医療機関では改善がみられなかった痛みが消えたり、血圧や体温などの生理的な数値が激変したり、クライアントのネガティブな思考がポジティブになったりと、心身共に早い変化がみられます。こうした治療の数をこなすうちに遭遇した「霊魂の世界」には「一定の法則」があるという結論に至りました。
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