PSI Vol.36,No.1 December 2014 Data 1e. pp.44
日本サイ科学会第24回全国大会シンポジウムテーマ 「サイと天変地異」開催に当たって
 大会委員長 小林 正典(日本サイ科学会理事)*
 いま地球がアセンションする時が近づいているとの考えをよく聞きますが、宇宙の96%はまったくわからない世界であり、現代科学の考えが通用しない世界です。これらの目に見えない世界の理を明らかにする何か大きな役割が、日本サイ科学会には課せられているように思います。その一つが、今回の本シンポジウムの企画として現れ、大きな気づきのキッカケを多くの人々に与えることになるものと考えます。
 そのためにまず、"サイ"という言葉の意味について説明します。サイ(Ψ,ψ)はギリシャ語の「魂」の頭文字であり、サイ(psi)とは超能力(supernatural power)等の超常現象(supernatural phenomenon)を意味します。テレパシー(telepathy)、透視(clairvoyance)、予知(prescience)などの超感覚的知覚(extrasensory perception(略:ESP))と念力(psychokinesis(略:PK))を包含しています。サイ現象その他の超常現象を研究し、その成果の普及を図ることを目的としている日本サイ科学会が今回開催するシンポジウムテーマは「サイと天変地異」です。そのテーマを聞いて、ミシェル・ド・ノストラダムス(1503年-1566年)の予言のことを思い出しました。
 ノストラダムスはその当時(約四百五十年前)、1999年7月に未曾有の天変地異が起こることを予知して、地球人類に警鐘を鳴らしました。しかし、人智を超えた何らかの意思が働いて、その予知が解消されたとの考え方があります。すなわち、その当時のノストラダムスの予知が間違っていたのではなく、四百五十年後にそれを解消しなければならない何らかの事情が発生したと考えるわけです。正にサイと天変地異です。
 天変地異(an extraordinary natural phenomenon)とは、自然界に起こるあらゆる自然の異変や災害のことであり、「天変」は天空に起こる変動のこと、異常気象やそれによってもたらされる災害で、日食・隕石・彗星・暴風・大雨などのことであり、「地異」は、地震・津波・火山の噴火など地上で発生する異変のことをいうと辞書などには書かれています。そして、この天変地異の原因について、次のようなことが考えられています。想念エネルギーが天変地異の原因の一つであるとの考えです。一人ひとりの想念エネルギーは小さくても、地球に住む人びとの想念エネルギーの総和はとても大きなものとなるようです。その方向が、互いに助け合い、分かち合う思いなどのプラス方向ならよいのですが、互いにいがみ合い、恨みやねたみ、憎しみが充満するような想念などのマイナス方向の場合には、天変地異となって現れると考えているようです。
 その他にも、天変地異を引き起こす原因として、地球温暖化や水の汚染に代表されるような地球環境問題などがありますが、一番大きな原因は自然界に存在しない人工生成物である核種による放射能汚染であるとの考え方があります。2011年3月11日のM9.0の超巨大地震、そして津波と放射能事故とつながった取り返しのつかない東日本大震災から、地球人類は何を学んだのでしょうか。それが見えてこないためか、いまではさらに想像を絶する天変地異がいつ起きてもおかしくない状態であると言われています。
 本シンポジウムでのパネラーのサイと天変地異の発表とその後の討論にてそれがさらに深められ、質疑応答にて理解が促進されますことを大会委員長として願っています。
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