PSI Vol.33,No.1 December 2011 Data 3. pp.82-91.
「多次元空間の考察」(その1)(その2)
 田中義久*(空間研究所)
はじめに
 従来の理論は、三次元空間に於いて、その力を発揮する貴重な理論であった。人工衛星のGPSの原子時計の遅れに代表される特殊相対性理論、ブラックホールに代表される一般相対性理論、ビッグバンに代表される宇宙論、あるいは素粒子論、量子力学等がある。先人達の築いたこれらの貴重な財産をベースに、五次元空間は考察される。ただし、お断りしなければならない事がある。それは、三次元空間において、非常に力を発揮した特殊相対性理論での「ローレンツ因子」は、五次元空間では拡張するに至った。何故ならば、世間を騒がせている「UFO」なる乗り物が、「真」であると仮定した場合、搭乗する異星人たちは、何十、何百光年の彼方から、我らが地球を訪れて来ているからである。工夫すれば光速突破は可能である。
 それでは、自由な発想で、五次元空間を探求しよう。
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