PSI Vol.2, No 2 March 1978 Thesis 1. pp.3-6.
超常現象の科学的測定と精神の在り方
大阪大学 政木和三*
"Scientific Measurement of Paranomal Phenomena and the Methodology of Spirit"

はしがき
 超常現象が話題に登り始めたころ、私も大いに関心を示し、種々の測定器を試作して、その科学的探求に努力した。実験を繰り返し、その結果をもとにして、次の測定を行っていくうちに疑問は更に深く、そして増加して行き、解明どころか不明の深淵に落ち込んで行くことを知らされた。
 或る方に相談したところ、君は神の領域を犯そうとしている。到底人間の智恵では計り知ることのできない深遠なものだから、記録するだけに止めるべきであると諭された。
 本編では磁力線と人間の生命力の相互関係と人間性測定器の概要と、CR発振器の精神力による周波数変化、金属のひずみ測定等について行った実験につき述べ、最後にこのような超常現象は、人間の基本的な考え方の修正を必要としていることを述べている。
*Dr. Kazuzo Masaki, Osaka University
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