PSI Vol.1, No1 May 1976 Special contribution paper 1. pp.7-13.
特別寄稿論文 心理生物物理学
スタントン・マキシー*(翻訳 関英男)
On Psychobiophysics
Dr. E. Stanton Maxey* (Transrated Hideo Seki)

まえがき
 William Osler 喞はかって卒業してゆく医学生に向って語ったことがある。
「諸君!わたしは告白します。わたし達が諸君に語ったことの半分は誤りです。わたし達は残りの半分が何であるかもわかりません。」
 偉大な世界的霊媒の一人である、Eileen Garrettはつぎのように意味深長なことを書いている。
 「人間というものは宇宙の中で自分が思ってるほど、偉くはないが、同時に自分の予想以上の責任を負わなければならないことも事実である。」
 われわれは実際わかりきったことを応用するにつねに躊躇していながら、どうして人類の進化に関するような大それた知識の正当性を確かめるにはどうしたらよいであろうか?われわれ自身の心理学的保証が、つねに進歩する輝かしい新技術にてらして、最も深く内在する宗教的・科学的概念(これらは本当にちがうだろうか?)を検討し、修正しようと待機することを望んでいるのではないのか?多分あなた方は、最も牢乎として保有する新年のある部分を修正し、新らしい資料を基礎にした、より適切な概念体系を組み立てようと望んでいるであろう。

訳者注:日本PS学会誌創刊号に何か原稿を頂けないものかお願いした所、マキシー博士は上記のような大論文をお送り下され、全文でも抄訳でも御自由にという御手紙であった。また、国際的にサイ科学研究のため非公式の友好をもつことは欣快の至りであり、日本PS学会の誕生を祝福すると付加えてあった。
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