例会詳細
11月本部例会
日時 平成27年11月14日(土)午後1:30〜4:30
会場 北とぴあ7階第一研修室(東京都北区王子1−11−1)
交通 JR京浜東北線王子駅下車徒歩2分
会費 会員 2000円(含当日入会申込者) 一般 3000円
   学生 1000円(会員一般共)

講演 「野性と霊性・ヒトの原点『直立二足歩行』から問う」
講師 坪井香譲氏[∞気流法(身体技法)創始者]
 日本の芸道や武道などの特色の一つは「老い」を負の価値でとらえないところである。私の出会った合気道の植芝翁は晩年、自分の最期の息の時にこそ、最も冴えた技を見せるのだと言い、その通りにした。他に武道の老名人達の似た逸話も聞く。画家富岡鉄斎は70歳過ぎまでは「若描き」とされ、その後の作品にこそ高い評価がされる。江戸期の木食上人は80歳過ぎて生命輝く彫刻作品をものした。彼等は最晩年に幼児のような無邪気を放つのである。能楽でも60位までは若僧(?)とされる。
 これは、一つには生命観や身心のとらえ方、その実現技術に秘密がある。昔の人は凄かったで終わるのでなく、そこに何が生じていたのか?
 舌、指、掌、足、息、釣合い、そして想いなど具体的な技術が大切で、私は<身体の文法>として30年以上、ジャンルを越えて探求してきた。今回、<気>の世界を含みつつ、一般向きの実技(希望者参加可)と武道の演技を通して解明し、論じたい。(特別演技・気流舞も)
※武道家であり、身体を使った気の芸術家でもある坪井香譲氏の御講演と気流舞の実技のご紹介もある貴重な機会ですので、皆様はご友人、知人をお誘いして、是非ご参加ください。

坪井香譲氏のプロフィール
 早大哲学科(心理学専修)卒。少年期にロマン・ロラン、ユング心理学に触れ、弓道と合気道等実践。1980年ビジョン体験で身心技の極意の一つに出会い、∞気流法創唱。パリ国立舞踊研修所、朝日カルチャー新宿、相模女子大(非常勤2003〜2006)講師歴任。『やわらげの武』最高師範。著書『メビウス身体気流法』平河出版社、『気の身体術』工作舎等多数。

詳しい模様は会報サイジャーナル上で報告しています
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